6年生総合学習 「山吹城について」
5月2日、芦東山記念館の主任学芸員である髙橋先生をお迎えし、大原にある史跡「山吹城」についてお話をしていただきました。校歌の歌詞にある「古城」とは山吹城のことで、そこからの景色はまさに校歌の通り。室根山がどーんと見え、その下に砂鉄川が流れており、大原一帯が一望できます。伊達藩有数の山城だということが納得です。また、鎌倉時代に造られ、約360年間使われたそうです。また驚いたのは、山吹城は秀吉の家臣の石田三成によって修繕され、伊達政宗に引き渡されたお城でもあるそうです。みんなが知っている歴史上の人物の名前も出てきて、児童は興味津々でした。山吹城から出土した陶磁器の破片や貨幣などの実物も持って来てくださり、本当にありがたかったです。また、校歌の「藩主」とされる、伊達藩5代藩主の吉村公についても教えていただきました。財政難を建て直した名君であることや、芸術にも優れた藩主であったことを聞いて児童も誇らしそうです。実際に吉村公の書いた字や絵も交えて説明してくださいました。どのお話も、児童の心を引き付けるものでした。9月の修学旅行は仙台方面で、青葉城址も見学します。その時は、今日のお話で学んだことを思い出して見学すると、さらに学びが深まることでしょう。本当にありがとうございました。